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「無意識に動き回る・大声を出す」悩み。家族も本人もぐっすり眠るためのヒント

睡眠中の異常行動について

症状の見かた

寝ている最中に突然大声を出す、手足をばたつかせる、起き上がる、歩き回る――こうした様子があると、ご家族はとても心配になります。睡眠中の異常行動にはいくつかのタイプがあり、夢の内容に合わせて動いてしまうレム睡眠行動障害、寝ぼけに近い状態で起こる睡眠時遊行症、夜驚症などが代表的です。元資料でも、行動の内容や起こる睡眠段階の違いを見分けることの重要性が示されています。

ポイント

実際には症状の組み合わせや生活背景によって考えられる原因が変わります。自己判断だけで抱え込まず、必要に応じて相談することが大切です。

考えられる原因

レム睡眠行動障害

レム睡眠行動障害では、本来は夢を見ていても身体が大きく動かないはずの時間帯に、話す、叫ぶ、たたく、蹴るなどの行動が現れます。ご本人は鮮明な夢を覚えていることがあり、ベッドから転落したり、同室の方を傷つけたりする危険があります。

睡眠時遊行症

一方、睡眠時遊行症は小児から若年者に多く、寝ぼけたまま歩く、意味のある会話ができない、翌朝は覚えていない、などが特徴です。

検査・治療の考え方

診断では、いつごろ起こるか、夢の内容を覚えているか、いびきや無呼吸がないか、薬剤や飲酒との関連がないかを確認し、必要に応じて睡眠検査を行います。

寝室環境の安全確保が第一

治療は、寝室環境の安全確保が第一です。ベッド周囲の片付け、転落予防、刃物や危険物を置かないことが基本になります。そのうえで、原因となる病気や薬の影響を見直し、必要に応じて専門的治療を行います。

単なる「寝相の悪さ」と片づけず、けがの危険がある、頻度が増えている、日中の眠気やもの忘れも気になる、という場合は早めに相談しましょう。

受診の目安

以下のような様子が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 症状が週に何度もある
  • 日中の眠気や生活への支障が目立つ
  • ご家族が心配するほど症状が強い
  • 安全面の不安(転倒・運転・けが)がある

※これらはあくまで目安です。少しでも不安を感じる場合は、専門の医療機関へ相談しましょう。

まとめ

睡眠のトラブルは、体質だけでなく治療可能な病気や生活リズムの乱れが背景にあることがあります。症状が続くときは、早めに原因を整理することが改善への近道です。

当院でもお気軽にご相談ください。

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