睡眠外来・メディカルダイエット外来

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その「寝言」や「寝ぼけ」、実は病気のサインかも?

「これって寝ぼけているだけ?」
夜間の大きな声や動きに不安を感じたら

夜中に突然、大きな声を出したり、手足をバタつかせたり、時には起き上がって歩き回ったり……。
そんなご家族の姿を目の当たりにすると、驚きと共に「どうしてしまったんだろう」と不安になりますよね。

睡眠中の「異常行動」には、主に3つのタイプがあります

  • レム睡眠行動障害:夢の内容に合わせて体が動いてしまう
  • 睡眠時遊行症:いわゆる「夢遊病」。眠ったまま歩き回る
  • 夜驚症(やきょうしょう):突然叫んだり、パニックのように怯える

これらは単なる「寝ぼけ」ではなく、睡眠のサイクルや脳の働きが関係していることがあります。まずは、その「行動の内容」や「いつ起こるか」を整理することから始めてみましょう。

代表的な2つのタイプと、その特徴

夜間の異常な動きや声には、大きく分けて2つの原因が考えられます。
ご本人に「夢の記憶があるか」「起きた時に覚えているか」が、見分けるための大きなポイントです。

レム睡眠行動障害

「夢の内容」に合わせて体が動く

  • 叫ぶ、たたく、蹴るなど激しい動き
  • ご本人は鮮明な夢を覚えていることが多い
  • ベッドからの転落や、怪我の危険がある

睡眠時遊行症(夢遊病)

眠ったまま「無意識」に動き出す

  • 寝ぼけたまま歩く、立ち上がる
  • 会話が噛み合わず、翌朝は覚えていない
  • お子様や若い方に多く見られる特徴

どちらのタイプも、ご本人の安全を守ることが第一です。
「ただの寝ぼけ」と決めつけず、まずはどちらに近いか観察してみましょう。

安心・安全な眠りのためのステップ

1. まずは「寝室の安全」を整えましょう

治療の第一歩は、ご本人が怪我をしない環境づくりです。

  • ベッド周囲の片付け(ぶつかる物を置かない)
  • ベッドからの転落予防(低いベッドにする、マットを敷く)
  • 寝室に刃物や危険物を置かない

2. 診察では「いつもの様子」をお伺いします

原因を特定するために、以下の内容を伺い、必要に応じて精密な睡眠検査を行います。

起こる時間帯 夢の記憶 いびきの有無 お薬や飲酒

※スマートフォンの動画などで、実際の様子を記録していただくと診察がスムーズです。

「ただの寝相」と片付けないで

・自分や家族がけがをする危険がある
・症状の頻度が増えてきた
・日中の眠気やもの忘れも気になる

このような場合は、早めにご相談ください。

受診を検討する「4つの目安」

「ただの寝ぼけかな?」と迷われる場合は、
以下の項目に当てはまるかチェックしてみてください。

  • 頻度: 症状が週に何度もあり、繰り返している
  • 日中の影響: 昼間の眠気が強く、生活に支障が出ている
  • 家族の不安: 隣で寝ている方が心配するほど、症状が強い
  • 安全のリスク: 転倒や怪我、車の運転などに不安を感じる

まとめ:お一人で悩まずに

睡眠中のトラブルは、単なる体質だけではありません。
背景には「治療で改善できる病気」や、生活リズムの乱れが隠れていることもあります。

症状が続くときは、早めに原因を整理することが改善への一番の近道です。

「こんなことで相談してもいいのかな?」と思わずに、
どうぞお気軽にご相談ください。

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